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APRSプログラム UI-View32の登録

無線局の位置情報を地図に表示したり、メッセージを交換したりするプログラムです。
登録は次のサイトで行ってください。日本語サイトです。
  http://www.suny.jp/Ham/APRS.html
"UI-View32full203.exe"(約5MB)プログラムはネット検索してダウンロードしますが、
見つからなかった時はこちらにメールしていただければと思います。
*このフリーソフト UI-View32 はG4IDE により開発されましたが、
  がんで他界されてますので、バージョンアップはありません。
  また、APRSがん基金も開設されてますので、一段落したらご検討ください。

UI-View32セットアップ

インストールから設定までを詳しく説明されたサイトがありますので、そちらを参照してください。
「APRS入門」でネット検索していただければすぐに見つかります。
当ページでは、TNCとしての AGWPEに関係した部分を中心に説明します。

■UI-View32インストール後、一旦閉じて、国内向けにする為に必要なファイル操作(1. 2. 3.)を行います。
 AGWPEは設定済みとして進めます。

1.Uiview32.INIファイルの書き換え
国内のサーバーをリストに追加します。"Uiview32.INI"は \Peak Systems\UI-View32フォルダーにあります。
このファイルをメモ帳などで開き、最下行に[APRS_Servers]の項があるので、SERVER1から3までを下記のように書き換えます。
[APRS_Servers]
SERVER1=saitama.aprs2.net:14579
SERVER2=aprsjp.net:14579
SERVER3=tokyo2.aprs2.net:14579 (三行を書き換え後、保存する事!)

2.用意した地域の地図 (jpg/gif) とその緯度経度情報が記述されたinfファイルを保存
\Peak Systems\UI-View32の\MAPSフォルダーに保存します。
なければ、既に東京の地図"Tokyo Area(1)"が入っているので、試しに使うことができます。
地図データ作成等については、個別サポートしますのでメールで問い合わせてください。

3.地図に表示するアイコンファイルの更新
\Peak Systems\UI-View32フォルダーに下記ファイルを解凍保存します。
オリジナルより小さめのアイコンになります。
 UIview-MySymbols-RevH.zip

■UI-View32を起動して各画面の設定をします (「APRS入門」を参考に)。最後にソフトTNC AGWPEやサーバーの設定をします。
エラーのメッセージがでても、気にしないで次に進みます。

1.COMポートの画面でHost modeのプルダウンメニューから"AGWPE"を選択します。他は何もしない。
 [Setup] =>[Comms Setup]

2.プルダウンメニューから地図を指定
 [Map] =>[Load A Map] =>"Tokyo Area(1)"をクリックする。(即地図表示、東京の例)

3.プルダウンメニューから国内サーバーを指定
 [Setup] =>[APRS Server Setup] =>SERVER1, 2, 3 にチェックを入れる。
 この中の登録済みの "Validation number"(5桁の数字) は必ず入力すること。

■PCのサウンド(マスタ音量)で送受信のレベルを調節

1.一旦、UI-View32とAGWPEを閉じて、AGWPE =>UI-View32の順に再度起動します。
 COMポート設定が合えば、AGWPEから使用ポートのメッセージが数秒間表示されます。

2.リグで144.66MHzを受信します。スケルチは閉じたほうがいいでしょう。

3.タスクバーにあるAGWPEをクリックして、[SoundCard Tuning Aid]をクリックします。
 Osciloscope Styleで (・)SineWaveを選択します。この時、ノイズらしき波形がでればもうすぐです。

4.次に、PC画面右下のタスクバーにある[マスタ音量]アイコン(スピーカ)をダブルクリックします。
 信号はリグからPCのサウンドカードに入力されるので、[プロパティ] =>録音側(マイク)を選択します。

5.オシロスコープの受信波形が半分以上フルの間になるようにマイクボリュームで調節します。(写真の波形)
 APRSのパケットが受信されない時はスケルチを開いて、ノイズが少し画面からはみ出すくらいにセットします。
 注意) [SoundCard Tuning Aid]画面の[Set Volume]は使用できません。

6.送信側は[プロパティ] =>再生側(マスタ音量)を選択します。

7."マスタ音量"と"WAVE"以外はすべてミュートにします。
 レベルの波形観測が難しいので、あらかじめレベルを小さめにして、
 実際に他のリグでパケットを受信しながら合わせ込みます。
 例として"マスタ音量1/3"と"WAVE1/2"でダメなら"WAVE"を上げる・・・。
 AGWPEの画面をすべて閉じます。(タスクトレイに残る)

8.UI-View32の[Terminal]をクリックします。(下の写真の右下)
 ここに表示させるデータのソースを選択します。
 [Option] =>[Filter]で電波受信したデータとネットデータを非表示選択します。
 数分後、受信データがリアルタイムに表示され、同時に該当の地図にも場所表示されます。

9.最後にAPRSサーバーに接続して、ネットデータを取り込んで地図にコールサインを表示させます。
 [Action] =>[Connect To APRS Server]をクリックする。
 接続されると地図上端中央に緑色のマークが表示され、次々に局が表示されます。

ヒント1)
 Terminal画面で近くのモービル局を受信しているのに地図に表示されない場合、次の設定をしてみてください。
 Setup =>Exclude/Include Lists の画面で、左下のEnable exclusions のチェックをはずす。
 Options =>Exclusions Enabled のチェックをはずす。

ヒント2)
 デジピーターが多い地域でビーコン送信される移動局へのお願いです。
 パスがメーカーの初期設定で、"WIDE1-1, WIDE2-1"になっておりますが、これを"WIDE1-1"だけにしていたきたいです。
 メーカーの初期設定だと、一つのビーコンに対し最大二つの転送が発生し、合計三つの同じビーコンを受信する事があります。
 転送電波が少なくなり、混信が減ることで他局のビーコンも通りがよくなります。
 デジピーターが少ない地域でも、山岳移動などの時は同様に一時的に設定変更をしましょう。

ヒント3)
 デジピートされたパケットもAPRSサーバーに転送され、サーバーの負荷になっている。
 デジピート局がI-Gateも兼ねていることが多いので、移動局のパケットがどこで APRSサーバーに転送されたかを
 チェックして必要に応じ、デジピートされたパケットはAPRSサーバーに転送しない設定にしてください。
 移動局のパケットのフレームの qARやqASの局が APRSサーバーに転送した局です。
 [File] =>[Edit IGATE INI] =>[Setup] =>[Max digis for local] ここを"0"にします。
 この画面でついでですが、最も重要な設定です。次は絶対にチェックしないこと。[Gate all RF to INET]

ヒント4)
 ビーコンメッセージに"{UIV32N}"がくっついて表示される事が時々あります。意識して設定している局は別として、
 はずしたいと思う局もおられるのでは。次の設定をしてください。
  [Setup] =>[Station Setup] "UI-View Tag"のチェックをはずす。
  ウェザーレポート局の場合、[WX Station Setup]のタグもチェックをはずしてください。

ヒント5)
 距離の単位が"miles"表示になっているが、"km"にする設定。
  [Stations] =>[Station List] の下のボタンの[Km/Miles]をクリックして切り換えます。
  Station Setup内の"km"ボタンでは切り換りません。


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